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井岡の対抗王者、WBC王者ロドリゲスが9・17「カネロVSゴロフキン3」前座に登場 注目のスター候補

[ 2022年7月12日 08:16 ]

 プロボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22=帝拳、米国)が9月17日、米ネバダ州ラスベガスのT―モバイル・アリーナで同級10位イスラエル・ゴンサレス(25=メキシコ)を相手に2度目の防衛戦を行うことが決まった。英プロモート大手マッチルーム社が11日、発表した。4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(31=メキシコ)とWBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)の3度目の対決のアンダーカードとなる。

 現世界王者で最も若いロドリゲスは今年2月、カルロス・クアドラス(33=帝拳、メキシコ)に判定勝ちしてWBC世界スーパーフライ級王座を獲得。6月25日には地元の米テキサス州サンアントニオで元WBC同級王者シーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)に8回TKO勝ちし、初防衛に成功した。スーパーフライ級のスター選手2人を連破し、16戦全勝(11KO)としたロドリゲスは次世代のスター候補と注目されており、「カネロVSゴロフキン3」のアンダーカードに抜てきされたことが期待の高さをうかがわせる。元々はライトフライ級で、シーサケット戦後は1階級下のフライ級に落とす意向も口にしていたロドリゲスは「このカードに参加できて光栄。機会を与えてくれたマッチルームと帝拳に感謝したい」とコメントした。

 スーパーフライ級ではWBO王者の井岡一翔(33=志成)が13日に東京・大田区総合体育館で前王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)と5度目の防衛戦を行う。WBAスーパー王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)はロドリゲスの兄でWBA正規王者のジョシュア・フランコ(26=米国)との統一戦や4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(35=帝拳、ニカラグア)戦が取り沙汰されており、IBFは昨年末に井岡との統一戦が中止となったジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)をフェルナンド・マルティネス(30=アルゼンチン)が今年2月に破り、新王者となった。井岡はニエテス戦後の統一戦を目指しており、各団体王者の動向が注目される。

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2022年7月12日のニュース