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井岡、計量1回目で40グラムオーバーも2回目でリミットクリア 再戦のニエテスは一発パス

[ 2022年7月12日 12:45 ]

<WBO世界スーパーフライ級 井岡一翔・ドニー・ニエテス>リミットで計量をパスした井岡一翔(撮影・長久保 豊)
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(13日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が12日、東京都港区のホテルで行われた。5度目の防衛戦に臨む王者・井岡一翔(33=志成)は最初の計量でリミットの52・16キロ(115ポンド)を40グラム上回る52・2キロを計測。トイレに一度行き、ネックレスを外した2回目はリミットでクリアした。前王者で同級1位の挑戦者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)は200グラムアンダーの51・9キロで一発パスした。計量を終えると「フェースオフ」で顔を突き合わせ、約17秒間にらみ合った。

 井岡とニエテスは18年の大みそか、マカオのホテルで行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で対戦。採点が難しいラウンドが続いた展開で2―1の判定勝ちを収めたニエテスが新王者となり、4階級制覇を達成したのに対し、スーパーフライ級で2戦目だった井岡はプロ2敗目を喫した。指名挑戦者が18年9月の王座決定戦でも対戦して引き分けている同じフィリピンのアストン・パリクテ(31)だったため、ニエテスは防衛戦を回避して王座を返上。空位となった王座決定戦は19年6月に幕張メッセで行われ、井岡がパリクテに10回TKO勝ちして新王者になるとともに日本人初の4階級制覇を成し遂げた。

 井岡はその後、昨年末まで4度の防衛に成功。一方、所属していたフィリピンのALAジムが閉鎖するなど丸2年間のブランクをつくったニエテスは、昨年4月にドバイでリング復帰してWBOインターナショナル・スーパーフライ級王座を獲得。同年12月の防衛戦は引き分け、指名挑戦者として3年7カ月ぶりとなる井岡との再戦へこぎつけた。

 オフシャルはレフェリーがベンス・コバックス(ハンガリー)、ジャッジはジェラルド・マルチネス(プエルトリコ)、ワレスカ・ロルダン、ウィリアム・リーチ(以上米国)の3氏が務める。

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