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ライトフライ級3冠戦へ両者計量パス 堀川「成長した部分見せる」岩田「3冠で次のステップへ」

[ 2022年7月1日 15:05 ]

3本のベルトを懸けた戦いに挑む堀川(左)と岩田
Photo By スポニチ

 プロボクシングの東洋太平洋&日本ライトフライ級王座統一戦兼WBOアジア・パシフィック同級王座決定戦は2日に東京・後楽園ホールで行われる。前日計量が1日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、東洋太平洋王者・堀川謙一(42=三迫)はリミットより300グラム軽い48・6キロ、日本王者・岩田翔吉(26=帝拳)は100グラムアンダーの48・8キロでともに一発パスした。元日本、アジア・パシフィック・ライトフライ級王者で東洋太平洋王座初防衛戦の堀川は現役最多通算58戦で41勝(14KO)16敗1分け、日本王座2度目の防衛戦を迎える岩田は8戦全勝(6KO)。

 20年7月に王座決定戦で冨田大樹(ミツキ)に10回TKO勝ちし、自身3種類目のベルトを手にした堀川は新型コロナウイルス感染拡大などの影響で約2年ぶりの試合。「明日はさすがに硬くなるのでは。2年空いているし、相手も強い。一発のある棄権な相手」と心境を打ち明けたが、3本のベルトが懸かる試合に「モチベーションという意味ではベルトも岩田選手もそう」と気合十分。「2年で変化した部分はあるが、試合で出せなければ意味がない。40歳から42歳になったけど、試合の中で強くなったと感じたい。2年で成長した部分を見せたい」と意気込んだ。

 21年11月に7戦目で日本王者となった岩田は今年3月、大内淳雅(姫路木下)に10回TKO勝ちして初防衛に成功。世界ランキングはWBAとWBCが2位、WBOが3位で、この試合に勝てば次戦での世界挑戦が見えてくる。3つのベルトを前に「かなり興奮しました。3冠を取った状態で次のステップへ行けると思うと」と目を輝かせ、「今はこの試合に勝つことしか考えていないが、勝てば3本のベルトと、そういう話も後からついてくると思う」と世界戦への意欲を示した。ベテラン堀川の「キャリアに警戒したい」とし、「しっかり崩してから自分のボクシングに持っていきたい。チャンスがあればKO狙う?それが自分のボクシングと思うので」と抱負を述べた。

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2022年7月1日のニュース