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尚弥VSドネアの途中公開採点が急きょ中止 WBC独自ルールに他団体から異論

[ 2022年6月7日 17:13 ]

ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦12回戦 ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

フォトセッションでポーズをとる井上(左)とドネア(撮影・郡司 修
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 WBAスーパー&IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)の2年7カ月ぶりの再戦で、一度は実施が決まった途中公開採点が急きょ中止となった。IBFのスーパーバイザーを務める安河内剛氏が7日、明らかにした。統一戦にも関わらず、前日6日のルールミーティングで、WBC独自のルールである4、8回終了後の公開採点を採用することが一度は決定。しかし、WBC以外の団体から「世界的に実施されていない」と異論が出たため、公開採点をとりやめることで合意したという。

 公開採点を要望したという大橋ジムの大橋秀行会長は前日6日、「WBCが入っているから、そういう(公開採点を行う)ものだと思っていた」と話し、ボクシングに詳しくない視聴者も見るような試合であることから「あった方が分かりやすいしね」と強調していた。安河内氏によるとルールミーティングでは、日本で実施されていることから公開採点を認めるような合意に達したという。

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2022年6月7日のニュース