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尚弥、余裕の減量「いやー、寂しいなあ。のどが乾いているこの瞬間が終わっちゃう」大橋会長明かす

[ 2022年6月6日 15:21 ]

ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦 ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

<井上尚弥×ノニト・ドネア前日計量>計量にパスしてポーズをとる井上尚弥(撮影・郡司 修)
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 前日計量が6日、横浜市内のホテルで開かれ、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(29=大橋)はリミットの53・5キロ、WBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)は100グラムアンダーの53・4キロで、ともに一発パスした。大橋ジムの大橋秀行会長によると、井上は計量直前に「いやー、寂しいなあ。のどが乾いているこの瞬間が終わっちゃうなんて」と話したそうで、余裕の減量だったことをうかがわせた。

 使用グローブは井上がレイジェスの黒、ドネアがエバーラストの青とオレンジ。これまで日本製と米グラント社製を使ってきた井上は、ナックル部分の革が薄く衝撃を与えやすいとされるメキシコのレイジェス社製を初めて導入するが、大橋会長は「今は(どこも)みんな一緒だよ」と断った上で、「本人の希望。いろいろなグローブを試して、(レイジェスが)握りやすいと言っていた」と説明した。

 統一戦にも関わらず、試合はWBCルールである4、8回終了後の公開採点を採用。公開採点を要望したという大橋会長は「WBCが入っているから、そういうものだと思っていた」と話し、ボクシングに詳しくない視聴者も見るような試合であることから「あった方が分かりやすいしね」と強調した。

 通常ならジム会長やトレーナーが参加する計量後のルールミーティングでは、冒頭だけ井上とドネアも出席した。統一戦ながらWBCの要望によって「インスタントリプレー検証」と、4、8回終了時の公開採点」を実施することが決定。インスタントリプレー検証は、ダウンの判定やゴング後の加撃など明らかな疑義が生じた時に試合中・試合後に限らず映像を確認するもの。グローブは井上が黒のレイジェス社製、ドネアが青とオレンジの米エバーラスト社製を使用する。

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