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悪童ネリがマットに沈んだ 初回に尚弥からダウン奪うも尻すぼみ…6回力尽く

[ 2024年5月7日 04:55 ]

プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   ●ルイス・ネリ TKO6回1分22秒 井上尚弥〇 ( 2024年5月6日    東京ドーム )

ネリに6回、TKO勝ちした井上尚(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 東京ドームに姿を現したネリを待っていたのは大観衆のブーイング。悪童への拒否反応だった。ドーピング疑惑、体重超過など過去の悪行を思えば当然の仕打ちかもしれない。ただし、それを起爆材料に変え、日本のファンを凍りつかせた。初回だ。強烈な左のカウンターを見舞って、絶対王者に初めてダウンというものを知らしめた。

 
 だが、これが王者の闘志に火を付けた。2回以降はパンチを浴びる回数が増え劣勢に。尚弥コールとブーイング。大歓声が響くドームの中で必死に前に出たが、6回にコーナーで連打を浴びて精根尽き果てた。
 
 試合後は井上尚に握手を求め潔く敗戦を認めたが、会見には姿を見せることなく大事を取って病院に向かった。「最恐」挑戦者とも言われた男は、モンスターとの激闘を繰り広げ、スピリットだけは示した。

 ≪過去に禁止薬物の陽性反応&体重超過で王座剥奪≫▽ネリの“悪童”ぶり 17年8月、当時のWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に4回TKO勝ち。試合前に受けていた検査で禁止薬物の陽性反応を示したが、故意に摂取した確証が得られなかったとしてWBCからの処分はなかった。翌18年3月の山中との再戦では前日計量で2.3キロの体重超過。再計量でも1.3キロオーバーとなり試合前に王座剥奪が決定した。試合は山中を4度ダウンさせて2回TKO勝利。相次ぐトラブルでJBCからは国内での無期限活動停止処分を受けていたが、今年2月に解除された。

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