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尚弥「ドネアはよりバンタム級にフィットしている」ドネア「1戦目の直後から心に火がついた」

[ 2022年6月3日 14:41 ]

ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦   WBAスーパー&IBF&WBO王者・井上尚弥<12回戦>WBC王者ノニト・ドネア ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

会見を終えて記念撮影に臨むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(左)とWBC世界同級王者ノニト・ドネア(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 バンタム級3団体統一戦の最終記者会見が3日、横浜市内で開かれた。2年7カ月ぶりに再戦するWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(29=大橋)とWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が、それぞれのベルトを前に意気込みを語った。

 一般質問と応答は以下のとおり。

――今回勝てばすぐに残りのもう一人の王者と試合をしたいか。

 ドネア「そう思っている。4つのベルトを獲得する、団体統一をすると常に自分の中でビジュアライズ化している」

 井上「この試合無事に勝つことができたら、年内にでも4団体統一へ向けて試合をしていきたいと思っています」

 ドネアとWBO世界バンタム級王者バトラー(英国)が所属するプロベラムのリチャード・シェーファー代表「4団体統一というのは選手だけでなく、全プロモーターの最終目標であると思う。ここしばらくの間、そのようなビッグマッチが組まれていないし、実現できている選手もなかなかいないことを含めても、そういった願いを実現させるためにも、この4団体統一戦というのは必ず実現させたいものと思っている」

――再戦までの2年7カ月でどう変わった。相手の印象が変わったか。

 ドネア「井上選手はより強い、より良い選手になってきていると思う。お互い最強を目指しているので、それに向けての変化はあると思う。私の中での一番の変化はモチベーション、そして集中力です。やはり井上選手に勝つという確固たる目標があるので、気持ちの高まり方が違います」

 井上「自分はこの2年7カ月の間に3戦やりましたけど、相手選手の質がどうであれ、自分はこの一戦へ向けたモチベーションの高さが、この試合に懸ける思いを物語っていると思うので、試合が決まった時からのトレーニングで自分は凄く成長したと思います。(ドネア選手は)よりバンタム級での戦い方と、体重がフィットしてきているなという印象を受けます」

――ドネア選手に。前回終わってすぐに、もう一度戦って勝てると思った理由は。

 ドネア「あの1戦目の直後から、私の心に火がついた。炎が燃えていた。負けたけど、自分がベストの状態ではなかったという気持ちが残ってしまったところから来る炎だったと思う。そして、この試合に向けての練習が始まったので、モチベーションももちろん1戦目より高いですし、自分自身もとても大きくなっています」

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