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堀口恭司 天心VS武尊を忖度なしに予想!当日62キロ計量がキーに「同じ体重なら判定でもKOでも…」

[ 2022年5月20日 07:00 ]

堀口恭司
Photo By スポニチ

 RIZINバンタム級王者の堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。 6月19日の「THE MATCH 2022」(東京ドーム)でRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(SAGAMI―ONO KREST)の“世紀の一戦”を忖度なしに予想した。

 那須川VS武尊は3分3Rに延長1Rの完全決着制。契約体重が58キロで前日計量、大会当日は4キロ戻しの62キロ。1キャッチ1アタックありのキックボクシングルールで行われる。「ちょっと縛りが強いよね」とルールについて語り始めた。「多分、天心くんは元々の通常体重が62キロぐらいなんですよね。武尊くんは多分元々の通常体重が65キロ、66キロとかありますよ。こういったらあれですけど、武尊くんは結構キツいんじゃないかと思いますよね」と武尊にとっては厳しい契約体重だと話した。

 「普通は1日前に計量して試合じゃん。でも武尊くんのガチャガチャ前に出るパワー系のスタイルだと65キロまで戻しちゃうと凄い有利だからっていうので多分こういうルールにしたと思います。ルール的には間は取ってないのかなと思います。体重に関してだけいえば、どちらかというと天心くん寄りなのかなと思います」と体重面に関しては那須川が有利だと語った。

 3分3Rに延長1Rの完全決着制についてはどちらが有利とかはないという。「判定で勝つなら天心くん。KOで勝つなら武尊くんって読みだったんですけど62キロまでの戻しが決められてるから厳しいですよね。武尊くんは62キロだとパワーが落ちると思っちゃいましたね」と当日62キロがキーポイントとなって勝利予想が変わったようだ。「62キロ同士なので判定でもKO勝利でも天心くん有利になっちゃうんじゃないかなと思いますね」と判定でもKO決着でも那須川が有利と予想した。

 武尊も現在は62キロに合わせて調整をしているが普段通り戦えない部分があるため厳しいと説明した。「やっぱり体力も落ちるだろうし、元々あるものを落とすって凄いキツイ。同じ体重で筋肉も削らないとならないってなったら技術ある天心くんなんじゃないかなとは思います」と話した。

 試合展開予想についても「武尊くんがいつも通りガンガン攻めていって、天心くんがちょっと見てカウンター狙ったりするんじゃないかな。あと得意の相手の想像しないような技を出したりして、武尊くんはガンガンいくっていうタイプなのでそこに上手くカウンターを合わせるか。武尊くんがそのカウンターを貰わずそのまま攻め切るか。そういう試合なんじゃないかなと自分は思っています。そんなに打ち合いとかにはならないと思いますね」と語った。

 両者と一緒に練習した経験のある堀口。「武尊は極真出身で距離がなくてガチャガチャやる方なので、基本とか見たんですけど固い動きでしたね。K―1で見てるあのままガチャガチャって感じでした」と過去に武尊と一緒に練習した際の印象は不器用だったと回顧した。

 那須川とは試合もしているため「天心くんはどっちかというとスピードと技術ですね」と印象を話し、今回の試合は技と力の対決になると明言した。

 武尊がこのルールを飲んだことについては自信もあった上で性格的にも試合をしたい気持ちからだという。「俺の方が強いと格闘家なのであると思う。こんだけ何年も前から言われていてやっとできるってなってさ、体重でまた揉めたりとかさ“もういいよ!やるよ”っってなっちゃうでしょ」と推測した。

 最終的な結論として「天心くん有利なんじゃないの?っていう。でも武尊くんもこの試合に懸けて練習もやってきているし、格闘技って1発でひっくり返すのが魅力なので楽しみにしてもらいたいですね」と締めた。

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2022年5月19日のニュース