×

“天心の弟”那須川龍心デビュー戦の舞台裏 天心は兄弟だからこその複雑な思い「なるべく…」

[ 2022年5月2日 21:23 ]

那須川龍心
Photo By スポニチ

 RISE世界フェザー級王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)の弟・龍心(りゅうじん、15=TEAM TEPPEN)が2日放送の日本テレビ「有吉ゼミ2時間SP」(後7・00)に出演。先月2日に行われたプロデビュー戦に密着した舞台裏が放送された。

 番組では1003日間に渡って龍心を密着していた。プロデビュー戦が決まってからモチベーションが高いという龍心。ジムの会長で父親の弘幸氏も「意識が変わってきた。空いてる時間に来て自ら練習したり、言わなくてもやるようになった」と話した。

 しかしまだまだ課題がある。その中でも一番寄り添ってくれたのは兄の天心である。デビュー戦の大会のメインイベントは天心のRISEラストマッチだった。天心は「僕も最後ですし、条件は整っている。輝くか地獄に落ちるのか。今、有名なのは那須川天心と有吉ゼミのおかげだから。格闘技の選手としてはゼロだから」と格闘家として成長してほしいために厳しい言葉を投げかけた。そのような言葉を投げかけながらも天心は複雑な思いを明かした。「兄弟なのでなるべく試合は見たくないですよね。終わって結果だけ知りたい」と厳しい格闘技の世界を知ってるからこそ心配する気持ちがあった。

 龍心は「世界一強い人が自分の兄弟なので改めて客観視すると凄いし憧れてます。目標は天心を超えること。天心を超えないと格闘技をやる意味はない」と天心への憧れを明かした。

 試合直前に龍心は天心に「緊張してる?最後の最後まで集中しろ!気は絶対に抜くな。行ってこい」と背中を押してもらった。試合は優勢に3Rを戦い抜いて判定3―0でデビュー戦を飾った。

 試合後に弘幸氏は「予想以上の攻め方をしたから合格。俺は満足。次につながる試合をした」と龍心のデビュー戦を総括した。

 スタジオではMCの有吉弘行は「絶対に負けると思ってたよ」とジョークを言いながらも「感動してしまいました。よく頑張りましたね。成長したね」と龍心を称えた。兄を超えたい龍心に対して天心は「絶対に無理だけどな」と言うと有吉は「いつか勝ってほしい。ヨボヨボになったお兄ちゃんでも」と話した。龍心も「ヨボヨボになったらいっちゃおうかな」と調子に乗ると天心は「ヨボヨボでも強ぇからな!」と笑いながらツッコんだ。

続きを表示

2022年5月2日のニュース