村田諒太 進退は「ゆっくり休んでから考えます」 “世紀の一戦”振り返り「僕の大きな財産」
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日本ボクシング史上最大のビッグマッチとなった9日のWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦でIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)に敗れ、WBAスーパー王座から陥落した村田諒太(36=帝拳)が10日、所属ジムを通じて現在の心境などを明かした。
村田は元3団体統一王者との激闘を「凄く濃密な時間だった」と振り返り、「あの時間の感じ方、空間を味わえたことが僕の大きな、僕の財産」と断言。試合前に「楽しんでこい」と送り出してくれた本田明彦会長をはじめとするジム関係者、家族への感謝の言葉を並べた。
前回の試合から2年4カ月のブランクで、戦う目的を見失いかけたこともあったが、88年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストでスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんの指導を受け、「自分への挑戦だと思ってリングに向かえた」という。ゴロフキンに勝ち「最強を証明する」という目標こそは達成できなかったが、「コロナ下で練習を継続しやってこられた自己肯定感はある」と語った。
現在の心境は「まだ感情の整理は当然のようにできる段階ではない」と説明。注目される進退については「ゆっくり休んでから考えます」とし、明言はしなかった。
≪激戦海外でも反響≫村田とゴロフキンの王座統一戦は海外メディアも報じた。ゴロフキンが9月に予定されるサウル・アルバレス(メキシコ)との第3戦に向けて前進という論調ながら、米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は両者の激闘を「ファイト・オブ・ザ・イヤーの早期候補」と表現。米ボクシング専門誌「ザ・リング」も「9回はラウンド・オブ・ザ・イヤーの候補」とし、専門メディア「ボクシング・シーン」は「ムラタは序盤の5回までゴロフキンに多くの問題を引き起こした」と村田の奮闘を伝えた。
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