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6月に再起2戦目のボクシング元世界3階級制覇・田中恒成へ畑中清詞会長「今度は度肝を抜く試合を」

[ 2022年4月11日 16:56 ]

田中恒成
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界3階級制覇王者の田中恒成(26=畑中)が6月29日に東京・後楽園ホールで、東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(AP)スーパーフライ級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦することが11日、興行を主催する大橋ジムから発表された。

 畑中ジムの畑中清詞会長(55)は「今度は度肝を抜く試合をしてほしい」と本領発揮を期待する。田中は20年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(現・志成)に8回TKO負けを喫し、4階級制覇に失敗。昨年12月に52・5キロ契約10回戦で石田匠(井岡)を下して再起したものの、判定2―1(96―94、96―95、94―96)の僅差だった。この試合内容について畑中会長は「どう評価するかは難しい」と歯切れが悪い。スピードとパワーを生かして攻めきるスタイルを改め、守備に軸足を置く戦い方を模索。この試合では、まだ完成形になっていない印象だった。

 現在は約1カ月半の米国合宿中で新スタイルの習熟に努めているもよう。今月中に帰国する。9日に2度目の防衛に成功したWBO世界フライ級王者の中谷潤人(24=M.T)がスーパーフライ級へ進出する考えを示しており、同級はさらに激戦区となりそう。6月に初めて後楽園ホールのリングに立つ田中には、畑中会長の言葉どおり、存在感を改めて印象づける内容が求められる。

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2022年4月11日のニュース