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拳四朗、ゴロフキン戦に臨む村田へ「どんどんいった方がいい」と積極策を推奨

[ 2022年4月8日 16:14 ]

城陽市役所へ奥田敏晴市長(右)を表敬訪問したWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗
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 プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)が8日、京都府の宇治市、城陽市、久御山町を表敬訪問した。いずれも所属ジムや自宅などがある自治体で在住の後援者も多く、世界戦勝利のたびに報告に出向く。今回は8度目の防衛成功後の21年4月以来1年ぶりの行脚だった。

 話題はやはり翌9日に迫った村田諒太(帝拳)とゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が激突するWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦だ。寺地はリングサイドで観戦する予定。「楽しみです。自分の試合じゃないから気が楽ですし、入場(の演出)とかも凄いでしょう。会場の雰囲気を味わいたい」とファン目線で楽しむ構え。「序盤で終わるなら村田さんも可能性があると思う。ゴロフキンは強いし、打たれ強いけど、どんどんいった方がいいと思う」。自身が3月19日に矢吹正道(29=緑)とダイレクトリマッチで3回KO勝利を飾った際のような積極策に出ることを推奨し、村田に早い回のKO勝利を期待した。

 一方、自身の今後については統一戦など世間の注目を集めるビッグマッチを望む。かつて具志堅用高が持つ日本記録13連続防衛の更新を目指した。昨年9月のV9失敗から再びベルトを巻き「また新たなスタート。自由になれた感じ。あの負けは負けで良かった」と前向きに捉える。フライ級に進出しての2階級制覇を含め、選択できる試合、相手の幅は広がった。それに加え「負けたことで試合に臨む気持ちが違う。昔は安全に安全に、という考えだった。今はいい意味で腹をくくれるというか、リスクを取って倒しにいける」。あの敗戦を意味があるものにできた実感を持つ。具体的な相手としてWBAスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)を挙げ「盛り上がると思う。やってくれへんかな」と話した。

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2022年4月8日のニュース