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天心VS武尊 東京D最前列50席300万円!6.19“桁違い”のドリームマッチ

[ 2022年4月8日 05:30 ]

「THE MATCH2022」会見でフォトセッションを行う(左から)伊藤隆・実行委員、那須川天心、榊原信行・実行委員、武尊、中村拓己・実行委員(撮影・久冨木 修)       
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 6月19日に東京ドームで行われるRISE世界フェザー級王者・那須川天心(23=TARGET/Cygames)対K―1初の3階級王者で現スーパーフェザー級王者・武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)戦の主催者は7日、都内で会見し大会名を「THE MATCH 2022」と発表した。リングサイド最前列は破格の300万円。両雄は日本格闘技史上最高額とされる“ドリームマッチ”に見合うファイトを誓った。

 常識を超越したチケット価格だ。この日、大会実行委員の榊原信行氏から発せられたのは衝撃のチケット代だった。「日本のエンタメ史上過去最高額。こういう金額をつけさせていただきました」。約50席あるというリングサイド最前列は、何と1席300万円!主催者サイドは「1桁違いますね」と笑いながらも「もっと上げても良かったかも。たぶん、すぐに売れてしまうでしょう」と続けた。

 K―1とRISEでそれぞれ無敵を誇る、2人のスターの激突。対決を望むファンの熱と関係者の思いが機運を高め、昨年12月に団体の垣根を越えた対戦が決定した。天心は「ディズニーとUSJ。やっと交わる」と表現した、日本格闘技史上最高のカード。1976年の猪木対アリ戦(日本武道館)のロイヤルリングサイドは30万円、9日の村田対ゴロフキン(さいたまスーパーアリーナ)は22万円で、過去の夢舞台を軽く超える金額に、武尊は「(300万円は)高いなと思いましたけど、価値として、それに見合った最高の試合をして勝つ」と決意を新たにする。天心も「子供に優しくないな」と苦笑いしながら「この試合がそれだけの価値があることを知ってもらえれば」と表情を引き締めた。

 大会はK―1、RISEの他の王者らも登場する豪華版。榊原氏は「過去のエンタメの記録を全て抜いてやるぐらいの気持ちでやりたい。演出も含め2人が人生を懸けて戦うのにふさわしいものをつくれれば」と予告した。決戦のゴングまで2カ月。その金額同様、試合への思いも膨らんできたはずだ。

 《3分3R、延長1R》ルールに関しては契約体重58キロ、1キャッチ1アタックありのキックボクシングルールに加え、3分3ラウンド、延長1ラウンドの採用が発表された。延長の場合は延長ラウンドのみをマストで判定する完全決着ルールに決定。大会はABEMAの完全生配信(有料)に加え、地上波のフジテレビが生中継予定。試合数は立ち技のみ10~15試合を予定しており、K―1対RISEの対抗戦も行われるもようだ。

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2022年4月8日のニュース