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ゴロフキン 21年ぶり来日 9日、村田と統一戦「エキサイティングな夜に」

[ 2022年4月1日 05:30 ]

WBA・IBF世界ミドル級王座統一戦   WBAスーパー王者・村田諒太《12回戦》 IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン ( 2022年4月9日    さいたまスーパーアリーナ )

来日し待ち構えたファンや報道陣に手を振るゴロフキン(撮影・会津 智海)
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 元3団体統一王者で現IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)が31日、WBA同級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)との王座統一戦に臨むため、羽田空港着の航空機で来日した。試合で日本を訪れるのは01年5月の東アジア大会以来、約21年ぶり。到着ロビーに姿を見せた世界的スターはファンに笑顔で手を振り、サムアップ。感染予防のため、報道陣との接触は避け、主催者を通じて書面で心境やコンディションなどを伝えた。

 「気分はとても良い。体調も良くハッピーです。何回か試合が延期になり、やっと日本に来て“ホッとした”というところです」

 当初、昨年12月29日に予定されていた日本ボクシング史上最大級のメガファイトは、日本政府が外国人の新規入国を原則禁止したため延期。一度は2月開催の案も浮上したが、最終的には4月にずれ込んだ。ゴロフキンは2月上旬から米国・南フロリダでキャンプを開始。90~100ラウンドのスパーリングを消化してきたという。

 帝拳ジムの本田明彦会長によると、ゴロフキンが搭乗したのは「半チャーター」機で一般客はエコノミークラスの25人だけ。ゴロフキンは双子の兄弟と2人でファーストクラスを“独占”し、宿泊するホテルも1フロア貸し切りで費用は約4500万円と、超VIP待遇で迎えられた。

 2本のベルトを懸けて拳を交える村田について「とてもスマートで強い選手。厳しいハードな練習をこなしてきたと思うし、自分にとって危険な相手」と警戒しつつ、「ファンにとっても、彼と自分にとってもエキサイティングな夜になるはず」と予告した。

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