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JBC 財政難で解散発表 亀田裁判に敗れ東京高裁から1億10万円の賠償命令

[ 2022年4月1日 05:30 ]

オンラインで会見し、JBCの解散を発表した永田有平理事長
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 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)は31日、財政難を理由に解散したことを発表した。理事、評議員会後にオンラインで会見した永田有平理事長によると、純資産が2期連続で300万円未満となったため、一般財団法人に関する法律に従い、評議員会の完了をもって解散したという。

 JBCは1952年設立。試合承認料やライセンス料などを主な収入源としているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合数、選手数が減少。感染対策のための出費も重なり、20年末の時点で正味財産が約2500万円マイナスと財政が悪化。亀田3兄弟側が損害賠償を求めた訴訟では東京高裁から1億10万円の支払いを命じられていた。

 今後は永田氏が代表清算人となり、清算手続きを進めていく。清算結了までに1年の猶予があり、永田氏は「それまでにしっかりとした再建計画を立て、支援先を探して復活させたい」とした。4月以降に予定されている興行については「滞りなく行う」としている。

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2022年4月1日のニュース