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世界王者の京口&谷口が語る木村“フィリップ”ミノルがボクシングで成功するカギとは?

[ 2022年3月4日 19:33 ]

WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(左下)とWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(左上)と木村“フィリップ”ミノル(右)
Photo By スポニチ

 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。ゲストにWBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(28=ワタナベ)を招き、ボクシングに転向する元K―1スーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(28)について語った。

 木村は「僕の中でロマンの頂点はボクシング。世界チャンピオンにになってこそだと思います。(父から)ボクシンググローブとサンドバッグをもらったりしてボクシングに興味を持った子供の自分がまだ居て、その時の自分が“ボクシングをやれ”と指令を出している気がしてその時、夢見たまま行動していこうかな」などと自身のYoutubeチャンネルも含めてボクシング転向を2月に明言した。

 京口は木村の打たれ強さに難があるかなという。「本人もわかっていると思うけど、負ける試合は倒される試合が多いし、パンチを芯で食うよね。重いクラスになったら一発ある選手が多いから、倒すか倒されるかという選手としては魅力的だけどもうちょっとブロックなどディフェンス面を練習した方がいいかもですね」と話し、谷口も「攻撃面は凄いからディフェンスに重点を置いてもいいかもですね」と反応した。

 そしてラウンド数についても谷口は「3分3ラウンドだから倒しに行って芯に食うのもあったかもしれんからそれが長いラウンドになって無理に倒しにいかなくてもとなったらもしかしたら戻るかもしれない」と分析し、京口も「厳しいことを言うなら長いラウンドになってどういう風にするのかなというのはある」と世界王者から見ても木村が長いラウンドでどのように戦うかがボクシングで成功するカギになるようだ。

 攻撃面については「K―1時代から見てて思ったのは結構ボクサー寄りのパンチの打ち方をしてたなと思うからそこは苦労しないかな」と京口。さらに「ボディも打てるし、パンチの技術に関してはトップレベル。めちゃくちゃ良いと思う」と称賛した。谷口も「キックでボディ打てるのは凄いよな。一回か二回ボディで倒してるのを見たことあるしね」と話した。

 元K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹(25=大橋)はボクシングに転向してから3戦連続1回KO勝利と完全アジャストしているため、木村も比較されることになると話した京口。「K―1王者から来たって部分では一緒だからそれ以上のことを求められるちゃうんかなと思うし、階級的にも世界には強い選手が多いからね」。

 そして京口は木村が真摯にボクシングに向き合っているところに好感が持てるという。「キックボクシングからボクシングに転向して結果を出してくれると凄い嬉しいんよね。武居由樹くんもそうだし、これからミノルくんもそうだし、今年は天心も来るからね。天心はキックの練習もしながら帝拳ジムに行って凄い練習してるから好感持てるよね」と話した。

 最後に京口は「ミノルくん、日本チャンピオンになって世界のベルトをボクシングでも巻いてほしいです。僕らも同い年として頑張ります」と同い年としてメッセージを送った。

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2022年3月4日のニュース