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榊原CEO RIZIN“八百長疑惑”に言及「天地天命に誓って一度もない」「シバターに一本取られた」

[ 2022年1月11日 16:35 ]

RIZINの榊原信行CEO
Photo By スポニチ

 昨年大みそか格闘技イベントでの“八百長騒動”に揺れるRIZINの榊原信行CEOが11日、RIZINの公式YouTubeでコメントを発表。「2015年にRIZINを立ち上げてここまで6年間、天地天命に誓って八百長なんて1試合もない。私の人生、命をかけて約束してもいい。ありえない。100%全部リアルファイトである」と断言した。

 昨年大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」においてシバターと久保優太の試合は、シバターが1ラウンドに久保の腕を決めて勝利した。しかし試合後に久保が「嘘をつく人生は嫌だな。正直者が馬鹿を見るのか。自分は真面目に誠実に紳士に生きたい。いろいろ疲れた。事の経緯とかも全部きちんと話したい」とツイート。さらにネットでは久保とシバターのLINEのやり取りが流出して、この試合は八百長だったのではないかとネットで話題に。その後両陣営や格闘技関係者が相次いでコメントを発表するなど格闘技界全体を巻き起んだ騒動へと発展した。

 疑惑の発覚後、RIZIN側からどのような見解を示すのか注目されるなか、11日に公式コメントを発表。榊原CEOは「ここまでRIZINに対しSNS上で何でコメントを出さないんだとか色々と言われてましたけど、新年を迎えてスタッフもここしか休めるタイミングがなかったので休ませたかった。その間シバター、久保両選手に時間をかけてヒアリングしたり、契約書に基づいて弁護士の先生とも話し、しっかりとした形で発表出来ることになりました」と報告。

 “八百長疑惑”については「2015年にRIZINを立ち上げてここまで6年間、天地天命に誓って八百長なんて1試合もない。私の人生、命をかけて約束してもいい。ありえない。100%全部リアルファイトである。見てくれればファンも分かってくれると思うし、そんなチンケなもので感動を届けようとは思っていない。リング上でファイターたちが流す血と汗と涙は100%リアルです」と完全否定。

 続けて「ファンや選手にイヤな思いをさせてしまったことに対しては申し訳ないなと思います。ただ(八百長)なんてことはないので大丈夫。安心してください。シバターは試合前から体調が悪い、ケガしたくない、試合辞めたいとずっと言い続けてました。そもそも皆さんにも理解して欲しいのは、シバターっていうのは格闘技をやる技術もある選手なんですけど、炎上系ユーチューバーであるということ。僕らはもっとそこを理解しておくべきだったなと思ってます。シバターがどうやって炎上させようとするか知恵を絞ったなかで、ある意味僕らが一本取られたところはある」と大会に出場した選手やファンに対し謝罪した。

 契約書の内容についても触れ「コミュニケーションをとることに対して規制はないです。これまでは。当然、無気力な試合をしてはいけないとか、八百長をしてはいけないという規定はあるし、罰則があるんだけど、試合前の選手間同士のコミュニケーションを禁止するということに関しては、これまでやる必要がなかった。でも、今回のようなことが2度と起きないように今後はきちっと契約書のなかに条項を入れたいと思っています」とコメント。キチンと対策を考えていくとした上で「ただSNS上や公の場での舌戦は試合を盛り上げるため世界中行われていることなので、あってもいいことだとは思います」という個人の意見を述べた。

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2022年1月11日のニュース