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内山高志の後継期待 関根幸太朗、スーパーライト級新人王&敢闘賞受賞「全日本ではMVPを」

[ 2021年12月19日 20:32 ]

<第78回東日本新人王決勝戦>スーパーライト級。試合に勝利し、笑顔でガッツポーズする関根(撮影・河野 光希)
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 プロボクシングの第78回東日本新人王トーナメント決勝戦は19日、東京・後楽園ホールで12試合が行われ、スーパーライト級では関根幸太朗(24=ワタナベ)が鳴海拓郎(22=RK蒲田)に1回TKO勝ちし、新人王を獲得、敢闘賞にも選ばれた。

 WBA世界スーパーフェザー級王座を11度防衛した内山高志氏にあこがれ、花咲徳栄、拓大、ワタナベジムと同じ道を歩んできた関根。「ノックアウト・ダイナマイト」の異名を持つ偉大な先輩同様に強打が自慢だ。狙っていた10秒KOは実現できなかったが、すぐに気持ちを切り替えてジャブからの組み立てに切り替え、左フックでダウンを奪うと、最後は強烈な右ストレート。1分44秒で鳴海を仕留めた。

 敢闘賞に選ばれたが、「うれしいですけど、MVPがよかったです。自分の中では優勝して当たり前と思っていた。全日本ではMVPを獲れるように頑張ります」と満足していない。

 新人ながら同門の前東洋太平洋スーパーフェザー級王者・三代大訓や日本ライト級ユース王者・湯場海樹らとのスパーリングで腕を磨き、プロ2戦目で新人王獲得。伯耆淳トレーナーは「ミット打ちでも彼のパンチは必ず芯に当たる。強いだけじゃなく、正確だし、ブレも全くない」と高く評価する。渡辺均会長は「クラスも重いし、内山の後継みたいになってくれたら」と期待していた。

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