谷口将隆、王座獲得に意欲!尚弥とダブル世界戦で存在アピールへ「ついでに見て名前を覚えてもらえたら」
プロボクシングWBO世界ミニマム級1位の谷口将隆(27=ワタナベ)が7日、王者ウィルフレド・メンデス(25=プエルトリコ)戦に向けての練習をオンラインで公開し、王座獲得に強い意欲を示した。
谷口にとっては19年2月のビック・サルダール(フィリピン)戦以来、2度目の世界戦。大一番まで残り1週間だが、谷口は「前回と比べてフワフワした気持ちがない。2年前はサルダールよりも世界チャンピオンになることを意識していたが、今回はメンデスに勝つことだけを考えている」と落ち着いた表情で話した。
王者は16勝(6KO)1敗のサウスポー。谷口は2度の12ラウンドを含め、約120ラウンドのスパーリングを消化。「最初は戸惑いもあったけど、もう慣れました」と断言。「相手が嫌がることをやり続け、相手を流れに乗せないこと。どんな形でも勝てばいい。最後に僕の手が挙がっていればいいです」と勝利を思い描く。
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の海外での感染拡大により、政府が外国人の新規入国を一時停止。年末のビッグマッチは延期、中止に追い込まれたが、メンデスは来日しており、予定通り試合は行われる。谷口は「もう数日(来日が)遅れておくていたら延期か中止だった。コロナ禍で世界戦を組んでもらえて感謝しかない。感謝の気持ちを結果で返せるように、世界チャンピオンになって年越ししたい」と王座奪取を誓った。
メインはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)の約2年ぶりの国内防衛戦で、すでにチケットも完売したいう。谷口は「井上君効果です。僕は井上君のついでに見てもらって名前を覚えてもらえたら。日本から新しい世界チャンピオンが出るところを見てほしいです」と笑った。
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