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王座獲得の尾川堅一が帰国「達成感ある」 初防衛戦来年3月に国内で

[ 2021年11月29日 21:27 ]

JALの客室乗務員から王座獲得を祝福された尾川(本人提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングIBF世界スーパーフェザー級新王者となった尾川堅一(33=帝拳)が29日、成田空港着の航空機で帰国した。尾川は27日(日本時間28日)に米ニューヨークで行われた王座決定戦で同級2位アジンガ・フジレ(南アフリカ)に判定勝ちし、念願の王座を獲得した。

 現地で用意されていたベルトが手違いでIBFインターナショナル王座のものだったため、ベルトは持ち帰れなかったが、晴れやかな表情。「ファーマーの時に1回経験しているので。現物(のベルト)はないけど、達成感はありますよ」と手でベルトの形を作って腰に当て笑って見せた。前日から、お祝いコメントが相次いだそうで「LINEで300件。インスタには全世界から祝福の言葉が届きました」と笑顔。帰国の機内では客室乗務員からも祝福を受けたという。

 フジレから3度のダウンを奪っての判定勝ち。「ダメージなく帰ってこれたのは大きい。ただ全身筋肉痛ですね。試合前から緊張していたので」と話した。今後については「隔離もあるので、年内くらいはゆっくり体を休めたい」と希望。帝拳ジムの本田会長によると、初防衛戦は来年3月に国内で行う予定で、その次に英国で試合を行う構想だという。

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