レスリング五輪銀メダリスト・太田　総合格闘技初勝利「いろいろな気持ちがこみ上げています」

RIZIN．30   ○太田忍　判定　久保優太● （ 2021年9月19日    さいたまスーパーアリーナ ）

久保をテイクダウンした太田が終始上になって殴る（撮影・篠原岳夫）
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　リオ五輪レスリングで銀メダルを獲得した太田忍（27）が、元K―1王者・久保優太（33）に判定勝ちし、転向2戦目で初勝利を飾った。

　レスリング五輪銀メダリストが総合格闘技初勝利をつかんだ。元K―1王者の久保に3―0で判定勝ち。太田は「安心した気持ち、決められなかった悔しさ…いろいろな気持ちがこみ上げています」と胸中を明かした。

　開始のゴング直後にミドルキックを頭部に受け、大きくグラついたものの、すぐに立て直し、タックルでテークダウンを奪う。得意のグラウンドに持ち込んで最後まで主導権を久保に渡さなかった。

　昨年大みそかのデビュー戦は所英男に一本負け。その後、パラエストラ柏を拠点とし、一から競技に取り組んだ。最終目標に「世界最高峰（UFC）のベルト」を掲げる太田は「まずはRIZINでバンタム級トップ戦線に絡んでいけるように頑張っていきたい」と力を込めた。