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WBA暫定王座決定戦ラッセルVSロドリゲスは無判定試合 井上尚弥「今のはちょっとエグい」

[ 2021年8月15日 12:07 ]

 プロボクシングWBA世界バンタム級暫定王座決定戦12回戦が14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州カリフォルニア州カーソンで行われ、同級2位ゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)と同級7位で前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が対戦。1回16秒、偶然のバッティングにより、ロドリゲスが鼻を負傷し、無判定試合に終わった。

 この日、WBA正規王者のギレルモ・リゴンドー(キューバ)がWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)に挑戦するため、試合開始と同時に王座剥奪されるため、正規王者昇格の可能性もあったが、暫定王者が決まらなかった。

 日本で中継したWOWOWでゲスト解説を務めたWBA&IBF統一王者の井上尚弥(大橋)は「今のはちょっとエグいですね」と振り返り、「出会い頭のバッティングは悔やみきれない。致し方ない部分はあるけど」と両者を思いやった。

 ラッセルは「ジャブを打とうとして前に出た。その後にフックと思ったら、ぶつかってしまった」と説明。「4カ月みっちりトレーニングして最高の準備をしてきたので残念。また、やりたい」と再戦を希望。ロドリゲスも「こんなに早く終わって残念だ。回復すれば、ぜひ、同じ相手とやりたい」と話した。

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2021年8月15日のニュース