ボクシング興行で観客らの違反散見…連絡協議会「無観客とする覚悟を持って」対策徹底へ

　日本ボクシングコミッション（JBC）と日本プロボクシング協会（JPBA）は5日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、感染拡大が続く中で興行開催やジム運営における感染対策を徹底するよう呼び掛けていくことを決めた。

　興行については、これまで通り、観客数を収容人数の50％とし、午後9時終了を継続するが、セコンドがマスクを外したり、観客の声出し応援、分散退場に応じないなどのルール違反も散見されることから「具体策を講じ、それでも違反が続くような場合には、無観客とする覚悟を持って臨むという認識」を共有した。具体策としては、違反があった場合に試合を止めてアナウンスするなど、観客に強くアピールする案もあるとした。

　また、スポーツ庁に提出するガイドラインの改訂版を協議会として承認。JBCから6月末からこの日までに関東地区の7ジムで計15人の選手、トレーナーの感染が確認されたことも報告された。