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ボクシング・田中亮明は銅メダル!男子フライ級61年ぶりも決勝は進出ならず

[ 2021年8月5日 14:47 ]

東京五輪第14日 ボクシング男子フライ級準決勝 ( 2021年8月5日    両国国技館 )

ボクシング男子フライ級の田中亮明(AP)
Photo By スポニチ

 男子フライ級準決勝で田中亮明(27=岐阜・中京高教)はカルロ・パーラム(23=フィリピン)に敗れ、3位決定戦がないため、銅メダルに決まった。男子フライ級でのメダル獲得は1960年ローマ大会の田辺清以来、61年ぶり。

 田中は1回戦で前回リオ大会銀メダルのヨエル・フィノル(ベネズエラ)、続く2回戦でリオ銅メダルの胡建関(中国)、準々決勝では1階級下のライトフライ級でリオ大会銀メダルのユベルヘン・マルティネス(コロンビア)に判定勝ち。激しい打ち合いとなったマルティネス後には酸欠で気分が悪くなり、車いすで医務室に運ばれるほど。3戦連続でメダリストを撃破したが、準決勝では、準々決勝でリオ金メダルのシャホビディン・ゾイロフ(ウズベキスタン)を下した勢いのあるパーラムに敗れ、決勝進出は果たせなかった。

 今大会のボクシング日本勢のメダルは女子フェザー級金メダルの入江聖奈(日体大)、同フライ級の並木月海(自衛隊)の銅メダル、そして男子フライ級の田中の銅と男女合わせて3個となり、12年ロンドン大会を超えて過去最多となった。

 ◇田中 亮明(たなか・りょうめい)1993年(平5)10月13日生まれ、岐阜県多治見市出身の27歳。5歳で空手を始め、07年に本格的にボクシングへ転向。中京高では井上尚弥(当時新磯高)に4戦全敗も3年時にフライ級で国体を初制覇し、ライトフライ級も含めて4連覇。全日本選手間は3度優勝。駒大を卒業後、中京高の教員に。弟・恒成は元世界3階級制覇のプロボクサー、フィギュアスケートの横井ゆは菜はいとこ。身長1メートル70の左ボクサー。

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2021年8月5日のニュース