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五輪2大会連続出場のライト級・成松 足裏の痛みなくなった 集大成へ「いい状態」

[ 2021年6月25日 15:00 ]

成松大介
Photo By スポニチ

 ボクシングの東京五輪男子ライト級代表・成松大介(31=自衛隊)が25日、オンラインで取材に応じ、昨年から悩まされていた右足の足底腱膜炎が回復していることを明かした。今月中旬に北海道・紋別で代表強化合宿が行われたが「コンディションに不安を抱えていたが、痛めていた場所もほとんど治って、今はいい状態ではないか」と手応えを口にした。

 昨年3月頃から右足裏が痛み出し、足底筋膜炎と診断されて練習量を抑えざるを得なくなったた。体外衝撃波治療で少し痛みが和らいだものの、10月の鹿児島合宿で長い距離を走った際に痛みがぶり返したという。整形外科医のアドバイスを受けて土踏まずの部分を持ち上げるようなインソール(中敷き)をつくってもらい、今年1月頃から普段履きに使用してから「痛みがなくなってきて、走れるようになってきた」と話した。3月から週2回の走り込みも再開し、高負荷での走りにも耐えられるようになってきたそうで「もう少しきつい練習もやっていこうかと思っている」と語った。

 五輪は16年リオデジャネイロ大会に続いての出場。「前回は五輪の雰囲気にのまれたようなところも少なからずあったと思う。大会の規模は大きいけど、リングでやることは県大会でも五輪でも変わらない」と強調し、「終わったあとに、自分は力を出し切ったと思えるような試合がしたい。 大会前にやり残したことがない状態で試合できることと、相手に臆することなくしっかり攻めることができたか。前回も“リオが最後”と思ってやっていたが、自分が納得したのだったら本当に最後の大会になるかもしれないです」と心境を打ち明けた。

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2021年6月25日のニュース