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日本プロボクシング協会がJBCに質問状など提出 ドーピング検査不手際の責任の所在問う

[ 2021年6月1日 16:01 ]

JBC職員に文書を手渡すJPBA山下副会長
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 ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会(JPBA)は1日、日本ボクシングコミッション(JBC)に対して質問状と、長岡勤コミッショナーとの面談を求める要望書を提出した。JPBAの山下正人副会長(西日本協会協会長、真正ジム会長)、新田渉世事務局長(川崎新田ジム会長)、林隆治事務局長補佐が東京都文京区のJBC事務局を訪問した。

 質問状は、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=Ambition)が昨年12月に行った防衛戦で受けたドーピング検査で、JBC側に不手際があったことに関して、責任の所在についてを見解を問うもの。山下副会長は「今回の騒動の責任の所在を明確にするため、コミッショナーの見解を伺いたい」と説明。倫理委員会の調査で違反の事実が認められなかったと結論付けられた井岡サイドから提出された上申書とは別に、協会には他のジム会長らから今回の騒動を問題視する声が寄せられており、山下副会長は「全協会員の意向」と強調した。

 また、今後のJBCの体制について不安視する声も多いため、JPBA執行部と長岡コミッショナーの話し合いの場を設けるように文書で申し入れた。

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2021年6月1日のニュース