×

井岡一翔のドーピング疑惑は5月中に結論 JBCの永田理事長が明言 

[ 2021年5月6日 19:16 ]

昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで2度目の防衛に成功した井岡一翔
Photo By スポニチ

 日本ボクシングコミッション(JBC)の永田有平理事長は6日、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=Ambition)が昨年12月に行った防衛戦のドーピング検査で大麻成分などが検出されたとする問題に関し、5月中には倫理委員会の結論が出ると明かした。

 JBCは先月27日に倫理委員会で調査、審議を行っていることを文書で発表し、審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点ではこれ以上の発表は差し控えるとしていた。一方の井岡サイドは不正薬物、違法薬物の摂取を否定し、「潔白は、倫理委員会で主張していくことになります」と主張している。

 永田理事長は、新型コロナウイルス感染拡大で4都府県に緊急事態宣言が発令されたことで、調査が遅れていることを認めた上で、「今月中には解決したい。絶対に」と明言。一部の週刊誌で井岡を敵視しているなどど報じられたことについては「井岡選手に敵対意識はない。世界4階級制覇している日本の宝」と否定した。

 また、井岡の対戦相手である田中恒成(畑中)が所属する畑中ジムが先月30日付けでJBCと長岡勤コミッショナーに対して質問状を送付した件について、7日にも回答書を郵送することを明かした。

続きを表示

2021年5月6日のニュース