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五輪メダルへ!尚弥らプロが“アシスト” チャリティーイベントで代表3選手とスパー

[ 2021年2月3日 05:30 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 日本ボクシング連盟は2日、オンラインで会見し、東京五輪代表3選手がチャリティーイベント「LEGEND」(11日、国立代々木競技場)に参加すると発表した。イベントにはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)らプロの新旧世界王者も参加し、スパーリング形式のエキシビションを実施。新型コロナウイルスと闘う医療従事者などの支援が目的だが、五輪メダルに向けての強化にプロが一役買うことになる。

 参加を表明したのはライト級の成松大介、ウエルター級の岡沢セオン、ミドル級の森脇唯人の3選手。日本連盟の内田貞信会長は「日本代表に貴重な舞台を与えたい。観戦する方々に感動と勇気を受け取っていただきたいと考え、異例の決断をしました」と説明し、連盟サイドから主催者に参加を申し入れて了承されたことを明かした。

 コロナ禍で海外遠征ができず、国内でも全日本選手権が中止になるなど、アマボクサーは多くの実戦機会を失った。エキシビションとはいえ、今回は3分×3ラウンドのスパーリング形式でアマの試合と同じ。しかも、高い技量を持つプロ選手と拳を交えることができる。出稽古などではプロとアマがスパーを行うことは可能だが、一般に公開されるのは異例。約5000人の観客の前で披露することは、大舞台に向けて絶好の“予行練習”にもなる。

 成松は「この経験を本番に生かせることは間違いない」と断言。森脇も「規模の大きいイベントなので、雰囲気を味わえるのはプラス」と歓迎した。岡沢は「プロにはないテンポだったり、スピード、テクニックというのを見ていただけたら」と早くもプロアマ対決に思いをはせた。

 現在、明らかになっている出場予定のプロ選手は井上を含め5人。その他の参加選手や対戦カードは、3日に都内で開催される実行委員会の記者会見で発表される。

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2021年2月3日のニュース