尚弥、3年連続MVP!KO賞と2冠!「もう1つのベルト」へ弾み プロボクシング20年度年間表彰
プロボクシングの2020年度年間表彰各賞が28日に発表され、WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)が最優秀選手賞(MVP)とKO賞の2冠に輝いた。MVPは3年連続、KO賞は2年ぶりでともに4度目の受賞。21年の目標にはベルトを増やすことを掲げた。
コロナ禍で都内ホテルでの表彰式は中止。例年のような華やかな舞台ではなかったが、リモート取材に臨んだ井上は穏やかな表情で受賞の喜びを語った。
「20年は1試合だけでしたけど、ラスベガスという舞台でメイン(イベント)だったことが評価されたのかなと思いますし、自分でも納得できる勝ち方だったのでうれしいです」
昨年10月、米ラスベガスでモロニー(オーストラリア)に7回KO勝ち。聖地に強烈なインパクトを残した。大みそかに井岡と田中の日本人対決があったため、井上自身は「井岡選手に票が流れるかも」と予想していたが、結果は有効投票数36のうち井上が20、井岡が16と4票上回った。3年連続MVPは01~03年の徳山昌守以来17年ぶり6人目。デビューから8年で通算4度目の受賞と歴代3位に並んだ。
すでに次戦に向けてスパーリングも始めている。対戦相手や時期は未定ながら、IBF1位のダスマリナス(フィリピン)との指名試合も可能性は否定しなかった。昨年流れたWBO王者のカシメロ(フィリピン)との統一戦も期待される。「今年こそは、もう1つベルトを増やしたい。その一戦にたどり着けるように、次戦もしっかりこなしたい」と意気込みを語った。
▽年間表彰 日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、日本ボクシング連盟、東京運動記者クラブ・ボクシング分科会が主催、選考。プロ部門は特別賞を除く各賞を東京、関西両運動記者クラブ加盟社と専門誌の担当記者による投票で決定する。最優秀選手賞は1949~53年の白井義男、76~80年の具志堅用高の5年連続5度受賞が歴代最多。渡辺二郎が4年連続4度、ファイティング原田が3年連続4度、長谷川穂積も通算4度受賞している。
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