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真正ジムは3月から興行を毎月開催する方針 山下会長「関西の選手に試合を」

[ 2021年1月16日 14:53 ]

湊川神社で必勝祈願した(最前列左から)山下正人会長、久保隼ら真正ジムの選手とスタッフ
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 プロボクシングの真正ジム、山下正人会長(58)は16日、3月28日に神戸市内で予定する興行を皮切りに、毎月開催する方針を明かした。「関西の選手を試合に出してやりたい」。ボクシングの火を消さないための行動だと強調した。

 年明けから新型コロナウイルス感染が再び拡大し、関西でも大阪、兵庫、京都の3府県に緊急事態宣言が発出されている。「もちろん緊急事態宣言が出ていれば(興行は)やらない」と前置きした上で「今はPCR検査や(検査を受けた選手や関係者が外部と接触を断つための)ホテルの費用など興行を打つのが大変。でも、やっていかないと」。もともとプロボサクーはアルバイトなどで生計を立てながら競技に取り組む選手が多い。コロナ禍で生活していくための仕事も厳しい状況で、ボクサーとして活躍する場も失われれば、競技を断念する選手が続出しかねない。新型コロナの感染状況を注視しながら再開への準備を進める。

 元WBA世界スーパーバンタム級王者で日本フェザー級4位の久保隼(30)が3月の興行に出場予定。「人が多い時間を避けて練習している。フェザー級の争いに入っていきたい」と意気込んだ。

 この日は真正ジムの山下会長をはじめ選手やスタッフが神戸市中央区の湊川神社を参拝し必勝祈願した。

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2021年1月16日のニュース