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狩俣綾汰 1回KOで準決勝進出「あららがま魂」で“同級生”比嘉大吾に追いつく!

[ 2020年9月6日 18:48 ]

<東日本新人王予選ライトフライ級>青木勇人をコーナに追い詰め連打を浴びせる狩俣綾汰(左)。1回KO勝ちで準決勝進出を決めた
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 プロボクシングの東日本新人王予選が6日、東京・後楽園ホールで行われ、ライトフライ級の狩俣綾汰(25=三迫)は田中稚波(33=北澤)に1回2分50秒KO勝ちし、11月3日に行われる準決勝に進出した。

 立ち上がりから被弾覚悟で前に出て強打を繰り出し、右フックで田中をぐらつかせると、最後はコーナーに詰めて一気の連打でKO。デビュー4連勝を飾り「自分はあのスタイルしかできない。高校から変わらないです。本当はやりたくないんですけど」と苦笑しながら振り返った。

 沖縄・宮古総合実業高では1人だけのボクシング部員だったため、練習は宮古工と合同。同学年の元WBCフライ級王者・比嘉大吾(Ambition)とは3年間一緒に汗を流した。芦屋大卒業後に大手ホテルチェーンに正社員として就職も比嘉や同じ芦屋大卒の中嶋一輝(大橋)らの活躍に刺激され、10カ月で退職してプロの世界に飛び込んだ。「早く追いつきたい」の思いは強い。

 トランクスに「不屈の精神」を意味する宮古島の方言「あららがま魂」の文字をあしらった25歳は「きょうは勝って反省することができるので、勝ててほっとはしているんですけど、全然まだまだだと思っているので、少しでも改善できるようにやっていきたい」と先を見据えていた。

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