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“具志堅二世”宝珠山晃 フルマークの完勝で東日本新人王決勝進出「自分のボクシングできた」

[ 2020年9月6日 16:48 ]

<東日本新人王予選フライ級>松本翔司に左ストレートを浴びせる宝珠山晃(左)。判定勝ちで決勝進出
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 プロボクシングの東日本新人王予選は6日、東京・後楽園ホールで行われ、フライ級4回戦で宝珠山晃(24=三迫)が松本翔司(28=伴流)を3―0の判定で下し、12月20日に行われる決勝進出を決めた。

 頭を下げて前進してくる松本を攻めあぐみ、デビューから3戦連続となるKO勝利は逃したものの、ジャッジ全員が40―36とするフルマークの完勝。宝珠山は「本当は倒したかったですけど、パンチが当てづらかった。でも、4ラウンド、しっかり自分のボクシングができたのは良かったと思います」と笑顔を見せた。

 今年1月、国内最初の興行で4回TKO勝ちし、2020年の勝者第1号となった。当時所属していた白井・具志堅ジムの具志堅用高会長も「具志堅二世だよ。オレのアマ時代に似ている」と期待していた逸材だが、7月末でジムは閉鎖。移籍を余儀なくされた。

 ただ、新たな所属先となった三迫ジムは現役王者が男子だけで8人在籍するなど練習環境は抜群で、移籍初戦を危なげなく飾った。準決勝で対戦予定だった王子翔介(E&Jカシアス)が棄権したため、決勝進出も決定。宝珠山は「調子に乗るとやられるんで…。また一から作り直したい」と表情を引き締めた。

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