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山ちゃん殴って女子ボクシング知名度アップ? しずちゃん強化・普及委員誕生

[ 2020年9月2日 10:31 ]

オンライン会見でファイティングポーズを決める山崎静代さん

 国内アマチュアを統括する日本ボクシング連盟の女子強化・普及委員に就任したお笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さん(41)が2日、オンラインで会見した。かつてミドル級で12年ロンドン五輪を目指した経験があり、「芸能界で仕事をしながらボクシングに真剣に取り組んで、人生においてむちゃくちゃ良い経験をさせてもらえた。ボクシングに恩返ししたいという気持ちで決めた」と同連盟からの就任要請を快諾。「女子ボクシングの知名度はまだまだ低い。頑張っている選手がいることを知ってもらえたら」と普及への意気込みを口にした。

 今後の具体的な活動は新型コロナウイルスの状況を見ながら決めていくが、「細かいイベントに参加したり、子どもたちにボクシングの楽しさを知ってもらうきっかけをつくる教室的なイベント、ミット打ちなどを体験できるイベントができたらなと思う」と話した。相方の山里亮太には委員就任を報告していないというが、芸能活動中の知名度アップ策として「漫才中もボクシングのネタを使うことが多いし、山ちゃんを殴ることは引き続きやっていきたい」と話して笑いを誘った。

 会見には北海道・紋別で強化合宿中の女子代表チームもオンラインで参加し、山崎さんは「合宿って地獄のようにしんどいと思いますが、ご飯を食べる時は楽しく、練習の時は真剣にやって、みんなで乗り越えていってください」と激励した。フェザー級で東京五輪出場を決めている入江聖奈(日体大)から「山崎さんがロンドンを目指していた頃は小学6年生で、女子ボクシングの競技人口が少なかったので盛り上がるのはうれしいと思っていた。憧れに近い感情を抱いていた」と明かされ、「凄くうれしい」と照れ笑い。強化委員として代表選手たちと「マスボクシングぐらいだったら練習相手になれる。ガッツリ来られると怖いと思うけど、マスならやりたいと思う」と意欲を示し、東京五輪へ向けて「私の頃は女子が世界大会でメダルを取るのは厳しかったけど、今はレベルが上がっている。やっぱりメダルを取ってほしい。金メダル、世界一を取るという気持ちでやってほしい」とエールを送った。

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2020年9月2日のニュース