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朝倉海 “圧倒”1回TKO勝ちで王座獲得 「みんなが見たい」初代王者堀口との再戦アピール

[ 2020年8月11日 05:30 ]

RIZIN.23   RIZINバンタム級(61キロ)王者決定戦 ○朝倉海―扇久保博正● ( 2020年8月10日    神奈川・ぴあアリーナMM )

バンタム級王者に輝いた朝倉海(C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 朝倉海(26=トライフォース赤坂)が第3代RIZINバンタム級王者となった。マネル・ケイプの返上したベルトを懸けて扇久保博正(33=パラエストラ松戸)と対戦し、1R4分31秒、グラウンドでのキックでTKO勝ちした。昨年は当時バンタム級王者だった堀口恭司にノンタイトル戦で勝っており、今後はベルトを懸けての再戦を望んだ。

 緻密な分析力に圧倒的な打撃力。朝倉海は昨年よりレベルアップしてベルトを腰に巻いた。「扇久保が下を向く癖があった」と分析し、アッパー、膝蹴りを多用した。右アッパーをヒットさせると左膝蹴り、背後からのパウンドと畳みかけ、左のサッカーボールキック2発で終わらせた。

 「素直にうれしい。負けたら本当に終わりと思っていたので、ひと安心」。昨年大みそかは堀口が負傷のため返上した王座をケイプと争ったが、相手の打撃に屈した。巻き返しのため、ウエートトレーニングで初めて個人トレーナーをつけた。打撃の重みは顕著だった。

 「みんなが見たいのは僕と堀口選手のカード。お互いに万全の状態でやりたい」。早くも初代王者との頂上決戦を見据えた。

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2020年8月11日のニュース