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東京五輪フライ級・並木 課題取り組んだ2カ月「対人練習できないからこそできることをやれた」

[ 2020年7月24日 12:44 ]

3月の帰国会見で笑顔を見せる並木月海
Photo By スポニチ

 ボクシングの女子ナショナルチームが24日、富山市内で23日からスタートさせた強化合宿中にオンラインでの取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大で五輪が1年延期され、練習もままならない状況が続いた中、久しぶりの代表合宿。東京五輪フライ級代表の並木月海(自衛隊)は「日々練習していたので特に変わりはないが、対人(練習)をあまりできていなかったので、しっかり感覚をつかんでいきたい。(五輪まで)あと1年になったので、技術面を向上できるように頑張っていきたいのと、フィジカル面も強化していけたらなと思っている」と話した。

 対人練習ができなかったという2カ月間は「(五輪出場権を獲得した3月のアジア・オセアニア)予選で課題となった基本的なパンチの打ち方など、対人練習ができないからこそできることをやれた」と言う。また、予選には出てこなかった北朝鮮の選手や世界選手権銀メダルのトルコ選手など「対戦相手のビデオを見て、対策を練ることが凄くできた期間だった。一度やったことがある選手だけど、五輪で勝てるようにしっかり対策を練っています。せっかく(五輪に)行けるなら、強い選手たちとやって金メダルを取りたいと思っています」と明かした。

 五輪が無事に開催できるか微妙な現状だが、「不安な気持ちは少しはありますけど、やるべきことは決まっているので、自分は練習することしかできない。しっかり練習をして、よりレベルが上がればと思っています」と強調した。

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2020年7月24日のニュース