東京五輪フェザー級・入江　充実の強化合宿　1年後見据え「金メダル目指し　メッチャ楽しんでいきたい」

今年3月、帰国会見での入江聖奈
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　ボクシングの女子ナショナルチームが24日、富山市内で23日からスタートさせた強化合宿中にオンラインでの取材に応じた。東京五輪フェザー級代表の入江聖奈（日体大）はちょうど1年後の7月24日、日本女子ボクサーの五輪出場第1号として1回戦に臨む予定。「五輪と言っても、メダルを取らないと誰も注目しないと思っている。出るんだったら金メダルを目指して、かつ五輪の舞台をメッチャ楽しんでいきたい」と抱負を述べた。

　新型コロナウイルスの感染拡大で五輪が1年延期され、練習もままならない状況が続いた中、久しぶりの代表合宿。今回は体の感覚を取り戻すメニューが中心となるが、男子高校生相手に距離を取りながらのマスボクシングも行う。「久しぶりに男子高校生と練習できるので、実戦のカンとか、どんどん戻していきたい。（五輪まで）やらなきゃいけないことがとても多いと思っているので、1つ1つ潰して、最高の状態で来年を迎えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

　五輪が無事に開催できるか微妙な現状だが、「こういう状況になったのは仕方がないというか、そういう運命と思うしかない。目の前のことをしっかり、1つ1つ頑張っていきたい」と冷静に見据えた。