村田、コロナの影響で次戦の見通し立たず「リセットするいい機会」

WOWOW「エキサイトマッチ～世界プロボクシング　世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度！＜村田諒太編＞」にゲスト出演した村田諒太（WOWOW提供）
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　ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太（34＝帝拳）が10日、WOWOW番組収録後のインタビューで、新型コロナウイルスの世界的流行で国内外の興行の中止・延期が相次ぐ現状への思いなどを語った。

　昨年は世界王座を再奪取するなど2戦2KO勝ちと好結果を残し、ビッグマッチ実現も期待されるが、次戦の見通しは立っていない。村田は「スポーツ界がどうとか言っている場合じゃない。社会全体の問題」としつつ、一ボクサーとしては「来るべく試合に備えるだけ」と強調した。

　現在はジムが休館中のため、練習は「できる範囲で最低限サビないようにしている感じ」というが、「体の痛いところを一回治す、リセットするいい機会」とプラスに捉える。一方で34歳という年齢も自覚し、「一度落ちたらなかなか復活できる年齢ではない。ボクシング的にはピークが来ている時期かなと思うので、それを逃さないように日々を過ごさないといけない」と自分に言い聞かせた。

　12年ロンドン五輪の金メダリスト。東京五輪が1年延期されたことに「何年も前からそこに向けてやってきたので、気持ち的にも凄く難しいと思う」と選手たちの精神面を推察。「でも、五輪に出て活躍して得られるメリットは大きい。そこまで頑張るしかない」とエールを送った。

　◆放送　「エキサイトマッチ～世界プロボクシング　世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度！＜村田諒太編＞」は4月13日午後9時からWOWOWライブで放送。