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清水聡 7.12村田諒太と“競演” 大橋会長「来年の東京五輪に向けてエールになる」

[ 2019年5月23日 17:20 ]

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者への挑戦を発表した清水聡
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 12年ロンドン五輪ボクシングの銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(33=大橋)が23日、横浜市のジムで会見し、7月12日にエディオンアリーナ大阪でWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ジョー・ノイナイ(23=フィリピン)に挑戦すると発表した。

 ロンドン五輪金メダリストで前WBAミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)と現王者ロブ・ブラント(28=米国)の再戦と同じ興行。村田と清水のメダリストコンビが同じ日に同じ興行で“競演”するのは16年12月以来。大橋会長は「来年の東京五輪に向けて刺激というか、エールになると思う」と期待。清水は「村田にメールしたら“俺のバーターか”って返ってきたので、どっちがバーターか教えてやりますよ」と笑いを誘い、「アマ時代は海外でもずっと一緒に何試合も戦ってきたので、うれしいですね」と歓迎した。

 プロ入り後はフェザー級を主戦場としてきた清水だが、今回は1階級上のスーパーフェザー級での挑戦。大橋会長は「転級ではなく(世界挑戦への)チャンスを広げるため」と説明。東洋太平洋ベルトを保持したままでWBOタイトルに挑む。清水は「まず試合で元気に動ける。練習もたくさん食べて、たくさん動けるので、いい練習ができる。パンチ力も上がると思う」と上の階級で戦うメリットを強調した。

 対戦相手のノイナイについては「パンチはあるので、そこは警戒したい。かみ合うとは思っている」と話した。プロ入り後、8戦8勝8KOのパーフェクト・レコードを継続中。「いつでも世界にいける準備はできている。次の試合ではそれを見せたい」と表情を引き締めた。

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2019年5月23日のニュース