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院生ボクサー坂本真宏「結果で応えたい」 再起戦を母校・大阪市立大OBが支援

[ 2019年4月22日 19:11 ]

大阪市立大で会見した(前列左から)六島ジムの武市晃輔代表、坂本真宏、下中奨三ボクシング部OB会長、(後列左から)宮本良紀(2年)、小島孝雄元コーチ、長尾大夢(4年)
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 理系大学院生の異色プロボクサー、坂本真宏(28=六島)は22日、大阪市の大阪市立大でボクシング部OBから一層の支援を約束され、再起戦への意気込みを新たにした。

 昨年大みそかにマカオで世界初挑戦したものの、IBF世界フライ級王者に10回TKO負け。それ以来の再起戦は、母校で初めて開催されるプロボクシング興行のメインイベントだ。フライ級のWBOアジアパシフィック王座決定戦で阪下優友(27=角海老宝石)と対戦する。

 下中奨三OB会長(38)は「国公立大の体育会ボクシング部からプロで世界戦をやる選手が出てくるとは想像できなかった。嬉しい限り」と昨年末の世界初挑戦を振り返った。そして「大阪市立大でのボクシング興行は歴史的なイベント。ここでOBが動かないわけにはいかない」とリング設営をはじめ、運営にOB会の総力を結集してバックアップすることを約束した。

 坂本は「デビュー当時からOB会の方々にはチケットを買ってもらったり、応援していただいた。今回は運営にも協力してもらい、結果で応えたい」と意気込む。

 91年4月創部の同大体育会ボクシング部は昨秋に廃部に追い込まれた。最盛期の06~07年には25~30人が在籍したものの、部として認められる最低人員5人を集められず、練習場も現在は他の用途に充てられたという。

 今回の興行が成功し、ボクシングに興味を持つ学生が現れれば復活の機運が高まるかもしれない。

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2019年4月22日のニュース