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武尊 平成最後に「最強」証明 タイの難敵を鮮烈KO!

[ 2019年3月11日 05:30 ]

スポニチ後援 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2~スーパーファイト    ○武尊《2R2分43秒KO》ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ)● ( 2019年3月10日    さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ )

鮮やかなKO勝利を決めて雄叫びをあげる武尊(撮影・荻原 浩人)
Photo By スポニチ

 3階級制覇のスーパーフェザー級王者・武尊(たける、27)が現役ムエタイ王者をKOした。「日本VS世界・7対7」の大将戦(59キロ以下契約)で、タイの名門ラジャダムナンスタジアムのフェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(27=タイ)を2度倒して2回2分43秒KO勝ち。平成最後のK―1大会で、K―1を背負う男が「最強」を証明した。

 武尊は試合後、1週間前に右足甲骨折のアクシデントがあったことを明かした。右のキックを出せない中で、「ローキック(を打つ時)に隙がある」と瞬時に判断。2回、前へ出てきたヨーキッサダーに右ストレートを叩き込んでダウンを奪うと、これまでKO負けがなかった相手を連打で仕留めた。「僕はムエタイのジムで始めたので、これを超えないと最強を名乗れないと思った。勝てたのは凄くうれしい」。ムエタイ150戦を誇る猛者も「パンチの重さは予想以上」と脱帽した。

 この日は他の団体も興行を開催し、武尊との対戦が期待される那須川天心もKO勝ちを飾った。「戦わないといけない相手はいる。実現は難しいけど」と断った上で「格闘技ブームはもう始まっている。W杯のように試合の日は渋谷の街がK―1一色になるようにしたい」とメジャー化を誓った。

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2019年3月11日のニュース