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伊藤雅雪 7回TKO勝ちV1 20戦無敗の最強挑戦者を圧倒「誰とでも戦っていく」

[ 2018年12月30日 21:15 ]

プロボクシングWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦   王者・伊藤雅雪―同級1位エフゲニー・チュプラコフ ( 2018年12月30日    東京・大田区体育館 )

<WBO世界スーパーフェザー級TM 伊藤雅雪・イフゲニー・チュプラコフ>7R、ラッシュする伊藤雅雪(撮影・長久保 豊)
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 目がいい。WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は王者・伊藤雅雪(27=伴流)が、20戦無敗の同級1位エフゲニー・チュプラコフ(28=ロシア)に何度もカウンターを決めて圧倒。相手陣営のタオル投入で7回2分11秒にTKO勝ちし、初防衛に成功した。

 「素直にうれしい。日本に凱旋してベルトを巻いているのを見せられた。リラックスして臨めた」。7月に日本選手として37年ぶりに本場・米国での世界奪取に成功した伊藤は3回、偶然のバッティングで左目尻から出血も、右ボディーを決めるなど、主導権を握った。そして7回、20戦無敗のチュプラコフをボディーから顔面への連打で追い詰めると、相手陣営がタオルを投入した。

 「来年、もっともっと大きな試合、強い相手。誰とでも戦っていく。井上尚弥君のようなスペシャルな選手にはなれないけどハートがあるんで。僕にしかなれないチャンピオンになりたい」と声を弾ませた。伊藤の通算戦績は27戦25勝13KO1敗1分け。

 また、WBC世界バンタム級暫定王座決定12回戦は同級5位の井上拓真(23=大橋)が3―0で12回判定勝ちし、暫定王者に。WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は王者の拳四朗(26=BMB)が3―0の12回判定勝ちで5度目の防衛に成功した。

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