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メイウェザー、寝てても闘える!「厳しい練習の必要もないね」

[ 2018年12月30日 05:30 ]

サムアップを決め退出するメイウェザー(撮影・荻原 浩人)
Photo By スポニチ

 格闘技イベント「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)に参戦するボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が29日、来日した。キックボクサーの那須川天心(20=TARGET/Cygames)とのスペシャルエキシビションはボクシングに準じた3分3Rとなるため、「寝てても闘える」と余裕たっぷりだった。

 スーパースターは試合2日前の午後8時ごろ、自家用ジェット機で羽田空港に降り立った。その足で都内のホテルで行われた個別インタビューに登場。その表情も言葉も自信に満ちあふれていた。

 「3Rの試合ぐらいであれば心配していないし厳しいトレーニングの必要はない。彼(那須川)は自分の得意なことで攻めてくるだろうが、私はフロイド・メイウェザーのパフォーマンスを見せるだけ」。ボクシングで50戦無敗の実績を誇る男は風格を漂わせた。

 那須川については試合の映像をハイライトで見ており、「彼には若さがある。アクティブでタフ。非常にいい印象を持った」と評価した。ただ、どんな試合にしたいかと問われると「ファンを楽しませたいし、自分も闘いの中で楽しみたい」と話した上で「正直、寝てても3Rは闘える。KOされる心配はしていない」と那須川を挑発した。

 今回の契約体重は147ポンド(約66・7キロ)で、普段は60キロ以下で闘う那須川よりも有利となる。レフェリーもメイウェザー陣営が米国から連れてきた。万が一、那須川がキックなどを仕掛けてきた時の予防線も張ってある。メイウェザーのエージェントは「MMA(総合格闘技)のような動きをした場合、ペナルティーの条項になっている」と説明。関係者によると、罰金は500万ドル(約5億5000万円)になるという。できる限りのパフォーマンスを見せるため、元5階級制覇王者はルールに対する準備もぬかりはない。

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2018年12月30日のニュース