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井岡、体格面で“判定勝ち” 「いいパフォーマンスができる」

[ 2018年12月30日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦   (同級1位)ドニー・ニエテス《12回戦》(同級3位)井岡一翔 ( 2018年12月31日    マカオ・ウィンパレス )

後ろに立つニエテスの前で予備検診を受ける井岡(右)
Photo By スポニチ

 大みそかのトリプル世界戦の予備検診が29日、マカオで行われ、出場6選手とも試合出場に支障なしと診断された。各項目とも過去に日本で行った計測値との違いが大きく信頼性には欠けるが、日本人初の4階級制覇に挑む井岡一翔はニエテスに対して身長で5・5センチ、胸囲で7センチ上回った。体格面で“判定勝ち”し、調整面でも「いいパフォーマンスができると思う」と自信を見せた。 

 階級を上げても目線をそのままに戦える。井岡はニエテスより5・5センチ高い1メートル65。数値全般について「そいうのは気にしていない」と冷静に受け止めつつも、相手のサイズは想定内。「スパーリングパートナーもそれくらい(の身長)だったりしたので」と準備に抜かりはない。

 井岡にとって「5・5センチ」は理想の高低差に近い。過去15度の世界戦は、全て相手の背が低く、平均4・8センチの差があった。その差が1・6センチと、最も小さかった14年5月のアムナット・ルエンロン(タイ)が、プロで唯一の黒星になっていることからも、高さのアドバンテージは重要だ。

 内容で高い評価を得た現役復帰戦、9月のマクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)との試合前と比較しても「よりいいパフォーマンスができると思う」と自信。日本人初の4階級制覇へ“上から目線”で臨む。

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2018年12月30日のニュース