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拳四朗 “親子鷹対決”勝利 王者・拳四朗がWBC5度目の防衛成功

[ 2018年12月30日 18:50 ]

<WBC世界Lフライ級TM 拳四朗・サウル・スアレス>序盤から試合を支配し3−0判定勝利の拳四朗(撮影・長久保 豊)
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 ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチが30日、東京都大田区総合体育館で行われ、王者・拳四朗(BMB)が挑戦者サウル・フアレス(メキシコ)を判定3―0で下し、5度目の防衛に成功した。

 立ち上がりから右を的確に当てて、相手は2回に鼻から出血。4回終了時点の公開採点はジャッジ1人が39―39、2人が40―36と優位に進めた。

 6回には打ち合いに応じて後退させて、8回終盤には右ストレートでロープを背負わせた。攻撃的な姿勢を緩めず最後までフアレスの反撃を許さなかった。ともに父親がセコンドを務める“親子鷹対決”。4連続KO防衛こそ逃したが、童顔の王者がベルトを守った。

 拳四朗は通算成績15戦全勝、16年8月以来、2度目の世界挑戦に失敗したフアレスは24勝9敗2分け。

 ◆拳四朗(けん・しろう)本名・寺地拳四朗。1992年(平4)1月6日生まれ、京都府城陽市出身の26歳。奈良朱雀高―関大。アマ74戦58勝(20KO)16敗。14年8月プロデビュー。15年10月にWBCユース・ライトフライ級王座、同年12月に日本同級王座、16年8月に東洋太平洋同級王座を獲得。17年5月、プロ10戦目でWBC世界同級王座獲得。身長1メートル64の右ボクサーファイター。

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