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“戦うナース”谷山佳菜子 プロボクサー初戦でTKO完勝!目指すは「世界王者に」

[ 2018年12月1日 18:01 ]

女子プロボクシング ( 2018年12月1日    大阪・エディオンアリーナ大阪第2 )

デビュー戦でTKO勝ちを収めた元極真空手世界女王で現役看護師の谷山佳菜子
Photo By スポニチ

 極真空手軽量級で2度、世界を制した“戦うナース”が鮮やかにデビュー戦を飾った。谷山佳菜子(31=ワタナベ)が1日、プロ初戦となるバンタム級6回戦を行い、スマリー・トンプトーン(タイ)に2回1分58秒TKO勝利。攻めまくっての完勝だった。

 「練習してきたことを全部出そうと思っていましたけど、最後はがちゃがちゃしてしまいました。上下の打ち分け、メリハリをもっとつけないと」

 空手で世界の頂点に立っている谷山。理想は高い。プロ25戦のタイ人のベテランを翻弄(ほんろう)しても自己採点は厳しい。

 空手から2010年、キックボクサーに転向後も活躍。日本女子キック界を背負うはずだった。しかし、16年11月に左膝半月板を損傷し手術。「蹴りが難しくなった」とボクシングに転向した。

 31歳のデビューには「普通に考えると遅いですよね。でも、自分的には遅すぎるとは思いません。江畑(佳代子)さんも42歳」。この日、多田悦子と激闘の末に世界王者から陥落した同門の先輩、江畑を引き合いにして年齢的な不安を一蹴した。

 現在、都内で看護師として勤務する戦うナースは、「世界チャンピオンになるためにやっている。自分の集大成にしたい」と格闘技人生のゴールを見据えた。

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2018年12月1日のニュース