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ワイルダー、フューリー 「にらみ合い」なしの前日計量パス

[ 2018年12月1日 19:35 ]

距離を置いて向き合うワイルダー(左)とフューリー (AP)
Photo By AP

 プロボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは11月30日(日本時間12月1日)に前日計量が行われ、王者のデオンテイ・ワイルダー(33=米国)は212・5ポンド(96・38キロ)、挑戦者のタイソン・フューリー(30=英国)は256・5ポンド(116・34キロ)でともにパスした。

 ワイルダーは相変わらずの仕上がり。王座返り咲きを狙うフューリーはどこまで体を絞ってくるか注目されたが、8月に行われた復帰第2戦の258ポンド(117キロ)よりやや軽い256・5ポンド。フューリーは2015年にウラジミール・クリチコを破ってヘビー級王座を獲得したが、このクリチコ戦では247ポンド(112キロ)だった。

 ワイルダーとフューリーはこれまで互いに激しい舌戦を繰り広げ、2日前の記者会見では一騒動。フォトセッションで向き合うと、ワイルダーがフューリーを軽く突き飛ばし、両陣営が慌てて割って入る場面もあった。そうした経緯もあり、前日計量ではお約束のパフォーマンスとなっている「にらみ合い」はなし。ワイルダーはマスクを着用し、何やら叫び続けるフューリーの挑発に応じなかった。

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2018年12月1日のニュース