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尚弥 KO宣言、最後のSフライ級「らしい試合」でパパ1勝だ

[ 2017年12月30日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者・井上尚弥≪12回戦≫同級6位ヨアン・ボワイヨ ( 2017年12月30日    横浜文化体育館 )

<WBO世界スパーフライ級計量>計量を終えファイティングポーズを取る王者・井上尚弥(左)とヨアン・ボワイヨ
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 ダブル世界戦の前日計量が都内で行われ、出場4選手が一発パスした。7度目の防衛を目指すWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)はリミットの52・1キロと完璧な状態。「自分の中ではスーパーフライ級は最後と決めている。ラストだから(減量で)踏ん張れたところはある」と話した。

 同級での3年間は強豪に対戦を避けられ、統一戦も実現しなかった。「正直、やり残した感がある。ガッカリした気持ちも。やりたい選手とできなかった」。それでも「一つの区切りの試合。井上尚弥らしい試合をして、KOで終わらせたい」と具志堅用高、山中慎介と並び国内歴代2位となる世界戦9度目のKO勝利を宣言した。

 10月に長男が誕生し「気持ちが変わった」という。風呂に入れるなど育児に励んだが、試合を考慮して今月は妻子を実家へ返し、弟・拓真と自宅で生活。試合前日のこの日、自宅に家族が戻り「今晩は一緒に過ごせる。リラックスして試合に向かえる」と父親の顔になった。“パパ1勝”で2つ目の階級を締めくくり、バンタム級へ乗り込む。

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2017年12月30日のニュース