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八重樫 村田の勝利に感動「またはい上がろうという気持ちになった」

[ 2017年10月22日 22:41 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   ●王者アッサン・エンダム≪12回戦≫同級1位・村田諒太○ ( 2017年10月22日    両国国技館 )

ベルトを腰に巻き、声援に応える村田
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 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ は22日、東京・両国国技館で行われ、同級1位で12年ロンドン五輪同級金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が王者アッサン・エンダム(33=フランス)に7回TKO勝利。ミドル級では竹原慎二以来日本人2人目、日本の五輪メダリストとしては史上初の世界王者に輝いた。

 ▽八重樫東・元世界3階級王者の話 僕は村田君が負けた翌日に負けた。あれからの期間、僕の何倍も努力したんだなと純粋に感動し、勇気をもらった。またはい上がろうという気持ちになった。

 ▽山中慎介(WBC世界バンタム級前王者)の話 村田はこのプレッシャーの中でよく力を発揮した。3回あたりから彼の感覚で動けていた。精神的にもダメージを与えられた結果が、あのTKOになった。

 ▽日本ボクシング連盟・山根明会長の話 村田は長年培ったものが試合に出た。今後もチャンピオンとしてふさわしい試合、行動をしてほしい。

 ▽井上尚弥・世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の話 めちゃくちゃいい試合だった。1回から攻撃、攻撃で相手の心を折った。これで日本のボクシング界も盛り上がる。また一緒に頑張りたい。

 ▽大橋ジム・大橋秀行会長の話 村田が圧倒していた。1回からボディーが当たっていたし、左ジャブの打ち合いでも負けなかったのが大きかった。

 ▽田辺清氏(1960年ローマ五輪フライ級銅メダリスト)の話 7回を終え、相手はこれ以上やったら倒されると判断したのだろう。それほど差があった。日本の五輪メダリストがついに世界王者になれたことはうれしい。特に強い選手が世界に山ほどいるミドル級だから立派だ。本当の快挙だ。

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