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比嘉、勝って凱旋試合!具志堅&浜田超え沖縄出身初KO防衛だ

[ 2017年10月22日 05:30 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチ   王者・比嘉大吾≪12回戦≫同級5位トマ・マソン ( 2017年10月22日    両国国技館 )

沖縄産の甘酒をラッパ飲みする比嘉
Photo By スポニチ

 ジンクスを吹き飛ばして沖縄凱旋マッチだ!リミットいっぱいでパスしたWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)は、毎回恒例の沖縄産の甘酒をラッパ飲みし「幸せっス。うまい」とかみしめた。

 これまでより2週間早く減量を始めて順調に仕上がった。「倒して勝つことにこだわっている」とデビュー以来の14連続KOは、周囲の期待だけでなく自分にも課した今回のテーマ。ただし沖縄出身の世界王者は、具志堅会長や浜田剛史氏を含めて初防衛戦でKO勝ちを収めた選手はいない。そんなデータにも「偉大な先輩方よりも練習してきた自信はある」と強い自負をのぞかせた。判定での初防衛だった具志堅会長は「(KO初防衛は)俺にもできなかった」と振り返りつつ「それができたら大変なこと。今までにないボクサーになる」と期待を寄せた。

 来年には沖縄で凱旋試合を行う計画もあり、具志堅会長は「台風の来ない時季に」と青写真を描く。順調にいけば次戦は2月か3月頃。トマ・マソン(27=フランス)を倒した先には美(ちゅ)ら海が待っている。

 ≪5人全て2―1判定≫過去の沖縄出身世界王者7人(日本未公認時代のIBFタイトル含む)のうち、王座を防衛したのは具志堅用高(13回)、上原康恒(1回)、渡嘉敷勝男(5回)、新垣諭(1回)、浜田剛史(1回)の5人。初防衛戦は5人とも2―1の判定勝ちだった。

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2017年10月22日のニュース