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村田、涙の世界王座奪取!エンダムは“友人”「彼の分の責任を伴って戦う」

[ 2017年10月22日 21:46 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   ●王者アッサン・エンダム≪12回戦≫同級1位・村田諒太○ ( 2017年10月22日    両国国技館 )

エンダムにTKO勝ちし涙する村田
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ は22日、東京・両国国技館で行われ、同級1位で12年ロンドン五輪同級金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が王者アッサン・エンダム(33=フランス)に7回TKO勝利。ミドル級では竹原慎二以来日本人2人目、日本の五輪メダリストとしては史上初の世界王者に輝いた。

 悲願の世界王者奪取を果たし、両手を掲げて大歓声に応えた村田。「みんなで作った勝利です!ありがとうございます!」と声援に感謝した。

 エンダム陣営がギブアップを宣言し新王者に輝いた瞬間、リング上で号泣。だがインタビューでは「泣いていません」と強がりを見せ、場内が笑いに包まれた。

 衝撃の判定でプロ初黒星を喫した5月20日の世界戦から5カ月が経過。「金メダルもそうですけど、過ぎてしまったら物事は大したことじゃない。一歩踏み出す勇気が重要だとずっと胸に秘めていました」と再戦までの日々を振り返った。

 “因縁”の相手エンダムについて聞かれると「友人です。彼も友人だと言ってくれていますし、僕もそう思っています」とコメント。「“ボクシングで勝つということは相手を踏みにじって、その上に自分が立つこと。だから勝つ人間には責任が伴う”と高校の恩師が言っていた。だから彼の分の責任を伴ってこれからも戦い続けます」と新王者は決意を語った。

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2017年10月22日のニュース